脱ゆとり教科書、理科実験で先生向け「特訓」も(読売新聞)

 「全部、教えきれるの?」――。学力向上を目指し、来年春から大幅に内容が増える小学校の教科書。学校週5日制のもと、現場の教師の間では、時間不足への不安も漏れる。

 児童には理科の実験は人気で、校外の教室も盛ん。新教科書にも実験や観察が多く盛り込まれたが、理科は苦手な教師も多い。教師向けの研修がスタートするなど、先生たちの模索が続く。

 「実験をうまくこなせるだろうか」。東京の区立小の男性教師(28)は心配そうだった。理科は苦手な方で、教科書の指導書を読みながら何とかこなしてきた。だが、新しい理科教科書では電気の利用など実験、観察が大幅に増える。それだけに「なんとかして授業の時間を工面しないと内容を教えきるのは難しい」。

 別の都内の公立小男性教師(32)も「授業時間が足りるかどうか見当がつかない」と漏らした。

 これまで理科実験は2時限続きで行い、実験の準備時間を節約してきたが、てんびんなどの扱いに慣れない児童も多く、時間がどうしても不足気味という。男性教師は「すべて教えるつもりだが、時間の配分を間違えると大変だ」と話した。

 お茶の水女子大学(文京区)では昨年12月から、文部科学省の委託事業で小学理科を教える教師の指導役養成の研修を始めた。2009年度は現職教師38人が参加、4月以降、勤務校などで実験や観察の方法をほかの教師に伝授する。

 29日には、草花のスケッチや、花粉と水中微生物の採取をキャンパス内で行った。ナズナの雄しべと雌しべをルーペで確認していた八王子市立第九小の宮下淳教諭(29)は、「大学院では有機化学を専攻したので、生物は不得意。教える内容が増えているので、自分で勉強しなくては」と、一生懸命だった。

 科学技術振興機構の2008年調査では、「観察・実験についての知識・技能」を「やや低い」と自己評価した小学校教師が58%。新しい教科書を使いこなすには、顕微鏡や手回し発電機にも習熟しなければならず、指導役への期待は大きい。

 ただ、参加者の中には中学校の授業まで意識した高度な研修に戸惑う様子も。「一般の先生には事故防止の指導が先」「児童を顕微鏡に慣れさせたいが台数が少ない」という声も聞かれた。

 理科教育が専門の左巻健男・法政大教授は「『ゆとり教育』で教える量が減り、暗記すれば良いという安易な指導に流れた。その教育を中学校から受けた世代が12年度には教壇に立つことになる」と指摘し、「教員の質の向上に真剣に取り組むべきだ」と話している。

 小学校での実験充実を先取りするように、学校外の科学教室が盛況だ。

 さいたま市では30日、小学生女児限定の科学教室が開かれ、4〜6年の約100人が参加した。「女の子を理工系好きにしたい」と講師も埼玉大の女性研究者が務めた。水の表面張力の実験では、水面に垂らした墨汁の膜に油を落とすと一瞬で透明な円形の膜が広がった。同市立大門小4年の岩下楓さん(10)は「学校でももっと実験をしたい」と楽しそうだった。

 山形大のオープン・ラボ、「SCITA(サイタ)センター」も、体験型教室を開いて光の実験などを行っており、開設から2年近くで大人を含め4500人以上が訪れた。栗山恭直同大教授は「本物の科学に触れれば理科好きの子が増えるはず」と話す。

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<訃報>吉田勝二さん78歳=長崎原爆の語り部(毎日新聞)

 吉田勝二さん78歳(よしだ・かつじ=長崎原爆の語り部)1日、肺がんのため死去。葬儀は3日に予定。自宅は長崎市片淵2の8の10。喪主は長男尚司(なおじ)さん。

 長崎市出身。長崎原爆の爆心地から約850メートルの至近距離で被爆。顔にやけどを負い、太ももの皮膚を移植したが大きなケロイドが残った。戦後は長崎平和推進協会継承部会員(語り部)として活動。05年には核拡散防止条約(NPT)再検討会議のため渡米し、核兵器廃絶を訴えた。09年には長崎市での平和市長会議でも、世界各地の市長に体験談を伝えた。

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 全国土地改良事業団体連合会(土改連)の野中広務会長(元自民党幹事長)は26日、土地改良予算の増額を求めて国会内で民主党に陳情した。陳情は昨年12月に続き2回目だが、小沢一郎幹事長側から「今は選挙の前で(民主党の)候補者を支援している団体の人と会う」と伝えられ、小沢氏との面会は実現しなかった。

 土地改良予算は10年度予算編成で概算要求から半減された。野中氏は昨年の陳情で、会長職辞任や自民党からの組織内候補の引き下げなどを提示したが、予算は確保できず、小沢氏とも面会できなかった。野中氏は記者団に民主党からの候補擁立を否定し「与野党にかかわらず農業に取り組む人に力を入れる」と語った。【念佛明奈】

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池谷氏当選なら3度目結婚も(スポーツ報知)

 今夏の参院選に民主党から比例代表で立候補する体操五輪メダリストの池谷幸雄氏(39)が21日、“3度目の結婚”願望を明かした。

 池谷氏は、1995年に元タレントの樹あさこ(38)と結婚し1女をもうけたが、98年に離婚。2000年に再婚も、4年後に離婚した。タレント活動時は時間が不規則なため「独り身の方が気が楽だった」そうだが、「政治となると奥さんも必要になる。今年で40歳だし、身を固めてもいいのかな」とポツリ。具体的な相手は明かさなかったが、当選→再婚に意欲を燃やした。

 この日は都内で、自身の体操クラブの大会に出席。同日、参院選秋田選挙区で出馬の元プロ野球選手石井浩郎氏(45)が街頭演説デビューしたが、「ほかの候補者は気になるけど、僕しかできないやり方がある。選挙カーから宙返りで降りるとか。4月初めには演説も始めたい」と意気込んだ。


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札幌市円山動物園 また性別判定ミス ライオンとエゾシカ(毎日新聞)

 札幌市円山動物園は18日、飼育しているライオンの「げんき」(2歳)とエゾシカの「歩(あゆみ)」(1歳)の性別を誤って判定していたと発表した。同園では、雄とされたホッキョクグマ2頭が08年11月に雌と分かるミスがあった。相次ぐ性別の判定ミスに同園は「今後は細心の注意を払いたい」と話している。

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 げんきは07年11月に生まれた双子の一頭。出産直後、もう一頭と比べ、外陰部と肛門(こうもん)との距離が離れていたことから、職員が雄と判断した。しかし、2歳を過ぎても雄に特有のたてがみが生えず、陰のうも確認できないため、DNA検査をした結果、雌と判明した。

 一方、08年8月に生まれた歩は前月に生まれた兄より外陰部と肛門の距離が短かったため、獣医師が雌と判断した。ところが最近、角が生え始め、外陰部を確認すると雄だった。

 げんきは生後、公募で名前が決まっており、円山動物園飼育展示課は「命名してくれた方に申し訳ない。ライオンとシカの性別判定でこんなことになるとは……」と平謝り。今後は性別判定を複数回実施したり、複数の職員や獣医師らでの判定などを徹底するという。【仲田力行】

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道路に赤線、意味わかる?(読売新聞)

 違法駐車が目立つ東京都千代田区内の靖国通りの一部の路肩に、駐車禁止区域であることを強調する赤色のラインが引かれた。

 警視庁が13日に試験的に引いたもので、赤のラインは全国初という。8月頃をメドに取り締まり件数をまとめて効果を検証し、他の地域への拡大も検討する。

 赤ラインが引かれたのは、靖国通りの専大前交差点から淡路町交差点までの約1・1キロ。これまでは路肩と歩道の間のコンクリートブロックに黄色い点線状のラインが引かれただけだった。

 この区間での昨年1年間の駐車違反の取り締まり件数は約600件に上り、都内平均(1キロあたり)の約10倍。靖国通りは都心の幹線道路で、路肩駐車が朝夕の渋滞の原因となっており、周辺住民からも取り締まり強化を求める声が寄せられていた。

 同庁交通規制課は「ドライバーの視覚に訴えるため、ラインを赤にした。違法駐車は減るはず」と期待を寄せている。

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春の琵琶湖へ ウェルかめ!(産経新聞)

 琵琶湖の春の観光シーズンの幕開けを告げる「第55回びわ湖開き」(びわ湖大津観光協会など主催)が13日、大津市の大津港沖で行われ、詰めかけた市民や関係者らは壮大な観光船のパレードを楽しんだ。

 午前9時半から始まった開会式の後、大型観光船「ミシガン」が大津港を出港。観光船やヨットなど約40隻が、輪を描くように湖上をパレードした。

 ミシガンの一日船長として乗船したNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」でヒロインを演じる倉科カナさん(22)らが、春の扉を開くとされる金色の鍵(約1・7メートル、6キロ)を船上から湖面に投げ入れ、観光客の安全を祈った。

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日本イーライリリー、売上高1千億円突破(医療介護CBニュース)

 日本イーライリリーのアルフォンゾ・ズルエッタ社長は3月8日に記者会見し、2009年の売上高が前年比19%増の1093億円と、1000億円を突破したと発表した。また10年予想については、薬価改定の影響を吸収して2ケタ成長が続くとの見通しを示し、抗がん剤アリムタの非小細胞肺がんの適応拡大(09年5月)や、09年6月に発売した小児注意欠陥・多動性障害治療薬ストラテラが年間を通じて寄与することを要因に挙げた。

 ズルエッタ社長は、中長期目標として14年に2000億円、20年に4000億円の売上高を掲げた。成長を支える新薬は、09年に承認申請した骨粗鬆症治療薬テリパラチドや、2型糖尿病治療薬(1日2回投与)エキセナチドなど。エキセナチドは、厚生労働省から1月に承認を取得したノボノルディスクファーマのビクトーザ(1日1回投与)と同じGLP-1受容体作動薬で、日本イーライリリーでは、1日1回投与製剤も開発中(フェーズ3段階)。

 さらに、フェーズ3段階には、アルツハイマー型認知症の原因の一つと考えられているベータ・アミロイドの生成を抑制して、神経細胞の変性そのものを抑える働きを持つ「セマガセスタット」「ソラネズマブ」のほか、非ホジキンリンパ腫治療薬エンザスタウリンなどがそろっている。

 09年の主要製品の売上高(薬価ベース)は、統合失調症治療薬ジプレキサが435億円(前年比7.7%増)、抗がん剤ジェムザール178億円(14.4%増)、糖尿病治療薬インスリン162億円(6.8%増)、アリムタ128億円(713.7%増)、ストラテラ5.4億円などとなっている。


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 菅財務相は5日午前の閣議後の記者会見で、1972年の沖縄返還に伴い、土地の原状回復補償費を日本が肩代わりするなどの密約が交わされたとされる問題に関連し、日本政府が米国の銀行に預け入れた無利子預金の存在を確認したことを明らかにした。

 財務相は、本来、日本が受け取るべき運用益の有無や、それがあった場合に何らかの補填(ほてん)に充てたと認定できるかどうかなど、外務省と見解をすり合わせ、週明けにも詳細を公表するとしている。

 財務相は「何らかの無利子の預け入れがあったことは確認している。米国の銀行の方から通知があった」と述べた。ただ、預金の利子を日本が受け取らず、米側に事実上の資金供与を行って補填に充てたかどうかについては「そういう解釈ができる根拠は、はっきりとした形では今のところない」と述べるにとどめた。

 沖縄返還補償費400万ドルを肩代わりしたとされる「密約」は、外務省の有識者委員会の検証対象となっていた。有識者委は近くまとめる報告書で、日本側による肩代わりがあったと認定する方針だが、密約そのものを示す文書が見つかっていないことなどから「日米両政府間での密約には当たらない」とする方向となっている。

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